大人の土遊び

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今日はI市の公民館主催の陶芸教室。担当させていただいてかれこれ20云年が過ぎました。

始めのころは、私も年若く、エプロンをつけて立っていたら『初めて習うんですか?』なんて聞かれたりして・・・

今や生徒さんと同年代か、生徒さんより年長者になっていたりして、ずいぶん長く続けてきたものだと思う。

さて今日の課題は、“埴輪をつくる”

公民館の陶芸教室は5月始まりの1年間なので、今回はまだ2回目です。

土に慣れること・楽しむことが自由な発想につながるので、毎年早い段階でカリキュラムに取り入れています。

陶芸教室への参加ということで初めて顔を合わせた人同士のぎこちなさも、出来てくるユーモラスな埴輪につられてとれてきます。

陶芸作家が作品を作り出すとなると、土は厳しい顔をだすのですが、

今日のような時間の土は、土の持つ自由さ・柔軟性で心を癒してくれるような・・・

まさしく“大人の土遊び”の時間でした。

皆さんの作品は野焼きで焼き上げる予定です。

炎が作品を焼き上げる時間がまた楽しい時間です。

それにしても今日は暑かった・・・梅雨はどこへ行ったのでしょうか?!

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投稿者: subaru

清少納言は、『枕草子』で、「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし・・・」と、したためています。“統ばる(すばる)”とは、<ひとつに集まっている>という意味の“すまる”から転じた言葉らしい。中国ではプレアデス星団(おうし座)を昴宿と呼びます。何かの吸引力であればイイと願う、昴宿窯の主・アゴさんと私(アゴさんの連れ合い)の日常のつれづれと陶芸よもやま話を届けます。

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