2014年5月21日
から subaru
0件のコメント

陶展搬入

明日(21日)からいよいよ陶展が始ります。

搬入の日の朝は、遠足を楽しみにしている子供のように早朝に目が覚めました。

作品とあれやこれやを積み込んで車2台で出発。

お天気もまずまず、雨は夕方まで降らずにいてくれるかな?

アゴさんはTシャツ1枚といういでたち。

会場のギャラリー龍門には30分ほどで到着しました。

まず何も並べられていない会場に腰をおろして、ココからまた始まるのだなぁと。。。IMG_1400

2人でセッセセッセと作品を搬入し終えたころに

毎回お花を活けこんでくださる、Sさん・Yさんが到着。

素敵な胡蝶蘭の鉢植えを抱えて・・・

友人からの花も届きました。

私達がかかわっている陶芸教室の方々からのお花も届きました。

こんなにしていただける程、私達は何かが出来たのだろうかと、

ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりながら作品を並べました。

ああだこうだ言いながら作品を並べて行くのは結構楽しい作業です。

それにしてもアゴさん、多種多様、頑張って仕事しているなぁ(と、心の中で褒めているワタシ)

SさんもYさんも私達が和歌山へ来て以来の友人ですから

もう20数年作品を見ていただいていることになります。

4時半ごろ作品を並び終えた会場はおちついた雰囲気になったような。。。

明日からのお客様を迎える準備が出来ました!

 

2014年5月13日
から subaru
0件のコメント

陶展開催にむけて

昴宿窯からのお知らせでも案内していますが

1年前から計画していた陶展がいよいよ来週に迫ってきました。

ここへきてラストスパートに入ったアゴさん。

ワタシは案内状も出し終えてとりあえずホッという感じです。

毎年年末に開いている陶展は別にして、ギャラリーを借りて開く作品展は数年ぶりです。IMG_1387

少しでもよいものを見ていただきたいと我々が頑張るのは当然ですが

今回も沢山の方に助けていただいています。

陶板の額をつくってくださったI氏

窯焚きの写真を、深夜まで付き合って撮ってくださったO氏

そして昨日は、会場の案内板の字を書家のS氏が立派に仕上げて届けてくださいました。

会場を飾るお花を届けてくださる友人達、

そのお花を活けこんでくださる友人、

会場でお抹茶をふるまってくださるH嬢

これまでの窯焚きの度にお世話になっている人たち

そして家族。

数えあげたらきりがないほど沢山の方達に支えられています。

今年の冬のソチオリンピックの時、選手の人たちが

“今まで支えてくださった方達に恩返しがしたい”と言っていたことが印象的でした。

そのような選手たちと肩を並べるのは僭越ですが、気持は全く同じです。

そして忙しい中会場まで足を運んでくださる方たち、

今回は都合で来ることができなくても今まで応援してくださった方達に

今できる精いっぱいの作品を発表することが我々にできる恩返しではないかと

陶展を前にしてあらためて思っています。

2014年5月3日
から subaru
0件のコメント

窯焚きの合間に

 

アゴさんは、今月21日からの個展にむけてラストスパートの日々が続きます。

先日は超強還元の窯焚きでした。

炎が激しく噴き出す窯なので体力と神経を使う窯なのですが

その合間に、ひと堀してくれました。

知人から頂いた筍ほり用の鍬が、すごい威力です。IMG_1365

今まではせっかく掘った筍が傷ついてたりしていたのですが・・・

美味しく頂かなくては!

仕事の合間にスイカの苗もも植え付けて、なかなか頑張っておるようです。

 

2014年4月8日
から subaru
0件のコメント

おじいちゃん・おばあちゃんの土遊び

今日は、デイサービスの利用者さんたちと陶芸をしました。

年配の方に指導するのは初めてだったので、すこし不安な気持ちで

伺ったのですが、今回も皆さんから力をもらいました。

作ったのは一輪ざしの花瓶です。

きれいな明るい色に焼きあげましょうというと、とても喜んでくださって。。。IMG_1297IMG_1295

鼻歌交じりで、作る方もいらしてなごやかムードでした。

陶芸展で作品を発表することも大切な我々の仕事ですが、

子供たちや、お年寄りの方達が、楽しんで作品を作る機会を提供することも

自分たちにできる大切な役割かなと、思っています。

 

2014年4月8日
から subaru
0件のコメント

窯出し

雨の土曜日、先日焚いた窯の窯出しをしました。

期待と少し不安な気持ちで窯を開けるのはいつも同じです。IMG_1280

作品と出合うのも、一期一会なのかもしれません。

そこが陶芸の面白いところかもしれませんね。

今回の窯は、5月の陶展に向けて焚いたものですが

現在の作品の主流は、超強還元で焚く窯が主になっているので、

少し肩の力をぬいた感じで焚けました。

まだ前の方しか出せていませんが、まあまあの結果の様でやれやれです。

2014年4月5日
から subaru
0件のコメント

藁(わら)からの恩恵 PART2 ひだすき

前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいましたが、ひだすきの器の続きです。

釉薬のかかった器も使い込むとしっとりと落ち着いてきますが

ひだすきの器は焼き上がりすぐはざらざらとした感じがあるのですが

使い込むほどに落ち着きが出てきて表面のざらざら感もなくなります。

自分用のマグカップとして、毎日使い込んで、しっとり感を楽しんでくださるお客さまも

いらっしゃいます。

ひだすきの器は、“土(つち)感”があり作家モノの作品らしい味わいがあります。

昴宿窯のひだすきは、緋色の美しさと、日常使いしやすさを追求しています。

昨年末の陶展で、半磁器土のひだすきを発表しましたが

思いのほか、土ものに親しんだお客さまからの反応も良く

今年は作品のバリエーションを増やして、見ていただきたいと思っています。

CIMG7400IMG_0924

 

2014年3月30日
から subaru
0件のコメント

窯焚きと作品展

5月に開く作品展に向けて、薪の窯を焚きました。

この10年ほどのアゴさんの仕事は、、超還元で作品を焼き上げることが

中心になっていて、薪の窯を焚く回数はめっきり減りました。

アゴさんは大学で陶芸を始めてから40年+α。ずっと土に携わって生きてきました。

現在の作品と、ここにつながるこれまでの軌跡を作品として表現したいということで

今回(5月21日~26日 ギャラリー龍門・和歌山市)の作品展を企画しました。

薪の窯を鞆渕に築いて初窯を焚いた時、私達も今から20数年若く、家族・友人総出で窯焚きをしたものです。

窯焚きは祭りでした。

今の窯は3代目で窯の大きさも初代の窯に比べると小さくなりました。

当時から手伝ってくださっていた、Oさんが今回も助けてくださいました。IMG_1247

Oさんの窯焚きはとてもゆったりしています、窯の温度もゆったりと上昇していきます。

早朝に交代した時、谷からは春を告げる鶯の声・巣作りに励む小鳥たち・薪のはぜる音、

全てが清々しく、やはり薪の窯焚きはいいものだと思いました。

今は冷えるのを待っている状態ですが、どのような作品が焼き上がってくるかが楽しみなような、怖いような。。。

IMG_1254

 

 

2014年3月23日
から subaru
0件のコメント

器・考 

先月関東に住む友人宅へ夫婦で遊びに行かせていただきました。
このブログのメディカルサポーター(と、勝手に私が任命しています)K君のご両親宅(Y夫妻)へ、
早く言えば呑みに出かけたわけです。
Yご夫妻は、昴宿窯の器を実に上手に暮らしの中で使っていてくださいます(感謝感激!)
作り手にとって、自分たちが制作した器が日常生活の中で使われているところを目にすることは大変な勉強になります。IMG_0734
自分たちが使うときは、自分の使い勝手に器を合わせているところもあり・・・(右の写真)

地味だと思っていた器が料理によって、豊かな表情の器になっていたり、
使用用途がせまい器だったり、と、勉強になりますねぇ。
『こんなん、作ってたんやぁ』というほど懐かしい器に再会すると、
技術的に未熟だった時代の器の、失ってしまった素朴さに気付かされることもあります。

大事に使い込まれた器に触れて、新たな気持ちがわいてきた、アゴさんと私でした。

2014年2月12日
から subaru
0件のコメント

子供たちと

先月、地域の小学5年生に陶芸を体験してもらう機会がありました。
何を作るか!ペンたてをつくります。
まずは直接の指導は担任の先生にお願いするので、先生たちに前もって経験していただきました。
先生たちが楽しんで向き合ってくださったので、この楽しさは子供たちに伝わるとおもって当日・・・

1時間目から始って3クラスを順番に見学+指導補助みたいな形でまわらせていただきました。   IMG_1037
慣れない私にも『先生!』って声を掛けてくれた子供達。
前もってペンたての飾り付けも、絵に描いて用意していてくれました。
2時間をかけて思い思いの作品づくりに挑戦していました。
先生方も慣れない陶芸指導を頑張ってしていただきました。
陶芸体験を子供たちに計画していただいて、私達、陶芸に携わる人間として感謝します。
元気をいっぱいくれた子供達、ありがとう!!

後はしっかり焼き上げますね。

なんだかとってもエネルギーをいただいた1日でした。

2014年1月26日
から subaru
0件のコメント

耳のある午

昨年末の陶芸展に来てくださったお客様、ありがとうございました。
今年も1カ月が過ぎようとしています。ブログの更新がすっかり遠のき・・・申し訳ありません。
歩みののろい亀さんのようなアゴさんと私ですが、
新たな年が始り、ゆっくりではありますが、じっくりと仕事に取り組んでいきますんで
よろしくお願いします。

さてさて、昴宿窯がお届けしている、干支の土鈴も3回り目に入りました。
初めて干支の土鈴をお届けしたのが、午の年。鞆渕にアトリエと窯を築き、新たなスタートをきった24年前でした。
2度目の午年を迎えて制作した時(12年前)に、耳のない午をつくってしましました・・・
この午は埴輪の午をイメージして作っているのですが
午の頭部にある装飾が幸いしてか(?!)、買っていただいたお客様からは苦情もなく・・・
追加で制作していたアゴさんが“アーッ”と気付き・・・ということがありました。

12年前と同じ型の午ですが、今年は『耳のある午』を届けることが出来ました。
この10年ほど、仕事の中心になっている、超強還元焼成で焼き上げた午は
一段と強く凛々しくなったような気がしているのですが、いかがでしょうか。
私達と付き合いの長い古くからのお客様の中には
“並べて飾ろうかな(笑)”などとおっしゃっていただき、12年前のお詫びが出来たかな?と。IMG_0916

しっかりとついた耳に素敵なニュースが飛び込んでくるといいなぁ。