器・考 

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先月関東に住む友人宅へ夫婦で遊びに行かせていただきました。
このブログのメディカルサポーター(と、勝手に私が任命しています)K君のご両親宅(Y夫妻)へ、
早く言えば呑みに出かけたわけです。
Yご夫妻は、昴宿窯の器を実に上手に暮らしの中で使っていてくださいます(感謝感激!)
作り手にとって、自分たちが制作した器が日常生活の中で使われているところを目にすることは大変な勉強になります。IMG_0734
自分たちが使うときは、自分の使い勝手に器を合わせているところもあり・・・(右の写真)

地味だと思っていた器が料理によって、豊かな表情の器になっていたり、
使用用途がせまい器だったり、と、勉強になりますねぇ。
『こんなん、作ってたんやぁ』というほど懐かしい器に再会すると、
技術的に未熟だった時代の器の、失ってしまった素朴さに気付かされることもあります。

大事に使い込まれた器に触れて、新たな気持ちがわいてきた、アゴさんと私でした。

投稿者: subaru

清少納言は、『枕草子』で、「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし・・・」と、したためています。“統ばる(すばる)”とは、<ひとつに集まっている>という意味の“すまる”から転じた言葉らしい。中国ではプレアデス星団(おうし座)を昴宿と呼びます。何かの吸引力であればイイと願う、昴宿窯の主・アゴさんと私(アゴさんの連れ合い)の日常のつれづれと陶芸よもやま話を届けます。

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