藁(わら)からの恩恵 part1 ひだすき

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今日から連休。土曜から休みの人は3連休の中日ですね。IMG_0738

台風18号の影響で今日は終日あいにくの雨、

ここ和歌山はけっこう激しく降っています、ナウ。

この雨で刈り取り前の稲は倒れていないかしら?

 

稲といえばお米。

炭水化物大好き人間のアゴさんと私はお米に大変な恩恵を受けております。

一般人と順番はちょっと違うかも・・・ですが・・・

まづ日本酒!毎日のご飯!そして、お仕事では、ひだすきとして使う(わら)!!

藁というのは稲や麦の茎を干したものをですが、

昔は稲を刈り取り、ハザに掛けて天日干し(自然乾燥)しました。

お米も天日干しが一番おいしいのです。

鞆渕でもかつては高ハゼ(鞆淵は谷合なので日照が少ないので)で干していましたが

天日干しは人手も労力も大変なのです、ほとんどみられなくなりました。

稲刈りも今は機械でどんどん進めていきます。

稲を刈りながら同時進行で刈りながらお米だけにして、

稲はカットして田んぼに播いていくところも多くなりました。

我々はカットされていない藁が必要なので、カットしないようにお願いして分けてもらっています。

ここでも、沢山の人に助けてもらっている私達。

いい作品にしてお返し(倍返し?!いえいえ、それ以上にして)しなくては!

 

アゴさんのお仕事のメーンとしてひだすきの作品を沢山発表しています。

ひだすき=緋色の襷

現代では個人作家がそれぞれに窯を構えていますが、昔は共同で窯を焚いていました。

そんな時代、窯づめ時に用いて作品のひっつきを防いだのがなのです。

耐火度が高い藁が作り出す、ひだすき。

現代では装飾的に用いるようになりました。

ここでちょっと宣伝、アゴさんのその他のひだすきの作品見てみたい方は

ホームページの器ギャラリー見てください。

日常に使える器も沢山紹介しています。

ひだすき面取壺 ¥250000 縦30cm 横25cm

ひだすき面取壺 ¥250000
縦30cm 横25cm

藁のお話は、続きがあります、それは次回に!

 

投稿者: subaru

清少納言は、『枕草子』で、「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし・・・」と、したためています。“統ばる(すばる)”とは、<ひとつに集まっている>という意味の“すまる”から転じた言葉らしい。中国ではプレアデス星団(おうし座)を昴宿と呼びます。何かの吸引力であればイイと願う、昴宿窯の主・アゴさんと私(アゴさんの連れ合い)の日常のつれづれと陶芸よもやま話を届けます。

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