窯焚きと作品展

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5月に開く作品展に向けて、薪の窯を焚きました。

この10年ほどのアゴさんの仕事は、、超還元で作品を焼き上げることが

中心になっていて、薪の窯を焚く回数はめっきり減りました。

アゴさんは大学で陶芸を始めてから40年+α。ずっと土に携わって生きてきました。

現在の作品と、ここにつながるこれまでの軌跡を作品として表現したいということで

今回(5月21日~26日 ギャラリー龍門・和歌山市)の作品展を企画しました。

薪の窯を鞆渕に築いて初窯を焚いた時、私達も今から20数年若く、家族・友人総出で窯焚きをしたものです。

窯焚きは祭りでした。

今の窯は3代目で窯の大きさも初代の窯に比べると小さくなりました。

当時から手伝ってくださっていた、Oさんが今回も助けてくださいました。IMG_1247

Oさんの窯焚きはとてもゆったりしています、窯の温度もゆったりと上昇していきます。

早朝に交代した時、谷からは春を告げる鶯の声・巣作りに励む小鳥たち・薪のはぜる音、

全てが清々しく、やはり薪の窯焚きはいいものだと思いました。

今は冷えるのを待っている状態ですが、どのような作品が焼き上がってくるかが楽しみなような、怖いような。。。

IMG_1254

 

 

投稿者: subaru

清少納言は、『枕草子』で、「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし・・・」と、したためています。“統ばる(すばる)”とは、<ひとつに集まっている>という意味の“すまる”から転じた言葉らしい。中国ではプレアデス星団(おうし座)を昴宿と呼びます。何かの吸引力であればイイと願う、昴宿窯の主・アゴさんと私(アゴさんの連れ合い)の日常のつれづれと陶芸よもやま話を届けます。

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